京ストーリーテラー
Tokyo Storyteller
  物語を紡ぐ  劇作家・久間勝彦
  日本劇作家協会 会員   久間勝彦 
   久間勝彦 略歴
  1992年 劇団6番シードを旗揚げ。
2007年の退団まで脚本家、演出家、劇団主宰として活動。
2009年10月 演劇集団「東京ストーリーテラー」旗揚げ。
 


 
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  1956年生まれ
 長崎県出身



 

   Q : どんな舞台創りを目指すの?
 A : 「芝居が終わったら、お客様の心の中でドラマが始まる…」そんな舞台です。
     起承転結のはっきりした、良い意味でのウエルメイドな舞台です。
     基本的に人間賛歌、心の糧となる良質な物語を演劇で伝えることです。
   
   主な久間勝彦作品
 
底ん処をよろしく よく喋るマダム達は、パクチーより食えない 
凜として 三編の意外な結末 ドンキーの翼
リコリス・ ~夏水仙~  星より昴く   紅い華の、デ・ジャ・ヴュー
 桐の林で二十日鼠を殺すには   ON THE WAY HOME   露の見た夢   
 傷心館の幽霊   FUN TRAPS  ラストシャフル 
  かりすま   LOST & FOUND 点描の絆 
 ブルーテントクリスマス  百年の夜が明ける朝   MUKAIYAMA ザ・トラブルマスターズ 
 
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底ん処をよろしく

「親父がここを始めた時、集まってくる客は、空襲で焼け出された家族、職の無い帰還兵、腹を空かした戦災孤児だった。店もボロボロのバラック建てだったが、客だってその日の宿も無いような連中ばっかりだったんだ。だから親父は、どん底の底って意味で、この店の名前を “底ん処” ってつけたんだ」
 高い食材は使えなくても、工夫次第で味は幾らでも良くしてみせる、それが、先代がこの店に残した大衆食堂の心意気だった。父親のそんな教えを胸に、がむしゃらに働いてきた隆三だったが、気がつけば隆三自身、人生の黄昏を迎えようとしていた。
近隣の工場の閉鎖と共に、かつての賑わいは消えてしまった街。そんな小さな街で、わずかな数の常連客を相手に、細々と商売を続ける“底ん処”に訪れる、切なくも優しい奇跡の物語…。 
 

よく喋るマダム達は、パクチーより食えない


繁盛していたはずのブティックが突然閉店した。
職をなくした元従業員のオバちゃん達は、退職金に納得出来ない、閉店理由も説明がなかったと、探偵・興呂木参次郎の事務所に話を持ち込む。
およそ探偵事務所にはお門違いの労働争議のような案件に気の進まない参次郎だったが、事務所家賃の支払いに加え、別れた妻子への慰謝料と養育費の払いに窮し、わずかな着手金欲しさに、このオバちゃん達のおかしな依頼を引き受ける。
ブティックはなぜ突然閉店したのか。美しいブティックオーナーの心の闇に広がる迷宮の謎が、参次郎とオバちゃん達の前に立ちはだかる。
なだれ込む怒濤のラストに、待ち受ける驚愕の真実とは…。


凜として

昭和二十三年、長崎県の佐世保。市街地から少し離れた小さな海辺の集落。
夫の出征直前に嫁いできた凜は、義母のソデと共に、夫、俊平の帰還を待っていた。 共に手を携えて戦渦を逃れ、多くの苦難に立ち向かって来た凜とソデは、今では実の親子のような堅い絆で結ばれていたが、俊平の安否は今も知れず、終戦からは既に三年の月日が流れていた…。
そんなある日、ソデは凜に言った。
「良か縁のあったら…もう俊平の戦死の公報は待たんでも良かよ、凜…」
子供達の服には一様に継ぎ当てがあった。汲み取り式の便所は「オツリ」が来ていた。昼間、隣り近所に響き渡る声で喧嘩していた夫婦が、夜には子供五人を引き連れて賑やかに銭湯に出掛けていた。近所のおじちゃん、おばちゃんは、悪ガキ達を遠慮なく叱り飛ばし、でも、時々ちり紙に包んだ飴をくれていた。
あの頃、この国には今よりもう少し活力に満ちて、格好いい日本人達がいた。



三編の意外な結末(朗読劇)

☆獲物 地方都市のドン、富と権力を思いのままにしてきた男、吉倉泰三の趣味は狩猟だ。既成の銃に飽き足らず、特注で作らせた規格外の威力を持った散弾銃で、泰三が仕留めた獲物は…。☆便乗誘拐 誘拐犯と被害者の家族、その電話のやり取りを偶然聞いてしまった謙二は、身代金の横取りを計画する。それは絶対に失敗する事の無い、完全犯罪の筈だった…。
☆ジイジ、お願い 田舎ではあるが、気ままな一人暮らし、そんな隠居生活を送る清志の元に、離れて暮らす 幼い孫娘から助けを求める電話がかかって来た。「ジイジお願い、ウチに来て。このままだとパパとママは…」最愛の孫のピンチに、清志は数年ぶりの東京行きを決意して…。


 


ドンキーの翼

デビュー作で脚光を浴びて以来三十数年、ずっとスランプというトホホな童話作家、鵜乃目邦二郎(ウノメ・ホウジロウ)先生と、父の才能を信じ励まし続けるしっかり者の娘、詩織の物語。
笑えて、泣けて、キュンとする家族の愛の物語







 

点描の絆

もう一度、故郷の海を見たい、そう言い残し、男は消息を絶った。
幼くして日本画の巨匠に弟子入りし、二十年近い歳月を、父と慕う師の下に学び、師の葬儀を境に姿を消した男。失踪の謎を追って、男の故郷から、元刑事という老人が上京して来た。
「野崎君は故郷の唐津に手紙ば送っとるとです。長い間世話になった先生が亡くなられた。悲しいが、これを機に自分はここを出て独り立ちするつもりだ。
身の回りのことが少し落ち着いたら、一度唐津にも顔を出したいちゅうて。
ばってん、それっきり故郷に戻る事もなく、消息ば絶ったとです。何かご存じの事は無かですか」
男は何処に、そして何故、消息を絶ったのか。歳月があやなす手がかりの
糸をたぐり、老人が辿り着いた真実は、点描という絵画の一手法に受け継が
れた、悲しくも美しい師弟の絆だった。


LOST & FOUND

 「あの日、母に手を引かれ、私は坂道を上った。
かげろうの立つ夏の田舎道、それが母と過ごした最後の時間だった。
あの時、あの人は何故、あんなに陽気な歌を歌っていたのだろう…」

幼い頃に無くした肉親の絆、トラウマの枷に心を縛られた照美の元に、
突然舞い込んできた一通の手紙、
それは二十数年の時を経て届いた「遺失物保管の通知」だった


 
 

リコリス ~夏水仙~

初夏、豪雨の国道で起きたひき逃げ事故。その夏一番激しかった雨は、遺留物の全てを洗い流し捜査は難航を極めた。数日後、事故現場には目撃者を探す看板が立てられた。そして、その日から看板のそばに一人の男がたたずんだ。男は、来る日も来る日も看板の傍らに座り続けた。

償いの重さと見守る優しさ、人知れず木蔭に咲く、リコリスの花のように…。







 
 
桐の林で二十日鼠を殺すには

「この家には、女の子が生まれると桐の苗を植えて、その子が将来嫁いで行くときに桐の箪笥を作って持たせる慣わしがあったんですよ」
昭和五十九年夏、東北のとある県道で起こったバスの横転事故。
土砂降りの雨の中を彷徨い、乗客たちがたどり着いたのは桐の林に囲まれて立つ古めかしい洋館だった。
客を迎え入れた屋敷の主人が語る、桐の林にまつわる他愛も無い昔話が、二十年前の悲惨な事件と、乗客たちの過去を複雑に絡めて、やがてそれは、黒いジンクスに覆われた新たな惨劇の始まりとなる…。
 

 
 星より昴く

売れないコメディアン龍治は、相方に逃げられ、自分の才能にも限界を感じ始めていた。
そんな龍治の前に突然現れた一人の娘、真理。彼女との出会いが龍治とそのまわりの人々を少しずつ変えていく。そして、彼女の突拍子も無い行動で、龍治はスターへの階段を上り始めるのだが…。
小さな芸能プロダクションを舞台に繰り広げられる、ポップでちょっと切ないラブストーリー。






 
 紅い華の、デ・ジャ・ヴュー

都会での生活に疲れ、死地を求めて旅に出た男がたどり着いたのは南海の孤島。
青い海、白い砂浜、絵に描いたような楽園の景色の中で、男は錠剤の入ったビンを取り出した。
「この薬を飲み干せば、全ては終わる…」
傍らに目を遣ると、砂の上に一輪のハイビスカス。
花を手に取った瞬間、男の心は不思議な既視感に包まれた。
「ずつと昔、随分遠い昔、こんな景色の中にいたような気がする…」
人は何故地上に生を受け、そして消えていくのか。営々たる命の営みの中で、時空を越えて男のもとに届けられた命のメッセージとは…。

 
 MUKAIYAMA ザ・トラブルマスターズ

87歳にして初めて純愛に目覚めてしまった恒吉爺さん、愛する女に全財産を譲渡すると言い出した。
慌てた家族が財産を守る為に相談を持ち込んだのは怪しげな探偵事務所、オフィス向山。家族の窮地に所長の向山良兼は言った。
「女の手に渡る前に遺産として相続してしまえば良いではありませんか」。
ハチャメチャ家族と詐欺まがいの探偵社、迷走は暴走となり、やがて予期せぬラストへとなだれ込む!!

 
 傷心館の幽霊

閑静な住宅街にひっそりと建つコーヒーショップ「傷心館」。
プレスリー好きだったマスターは先月亡くなったばかり。
夫に先立たれ、毎日カウンターで酔いつぶれている妻の絹子は推理小説家。彼女は、夫の生前の浮気を疑っていた。そんな傷心館に、ある夜偶然、同じように心に傷を負った三人の女達が集まった。
挙式寸前、理不尽な理由で破談にされてしまった女。
さえない中年男との不倫の末、金を巻き上げられ捨てられた女。
貢いだ男に店を騙し取られたオカマ。
絹子は、その夜偶然集まった女?達に、事もあろうにお互いの自殺をより完璧なものにしようと相談を持ち掛けるが、話は当然の如く…。「コーヒーショップの復讐劇は、極上のブラックで」

 ON THE WAY HOME~南十字に背を向けて~
昭和22年、南太平洋の小島スタボラに、いまだ終戦を知らずに暮らす日本人達がいた。ある日、彼らの元に母国日本の敗戦を伝える知らせが届く、しかも終戦は2年前の事という。驚いた彼らは老朽化した貨物船を修理し、日本を目指して船出する。
流れ者の山師、封建制の日本を逃れていた女達、そして現地人の日本人化を進めていた教師、誰もが1日も早く祖国の土を踏みたいと願う中、一人船長の桜木だけは違っていた


露の見た夢

食う事と逃げる事、盗人タジムの頭の中はいつもそれだけで一杯だった。ある日、寺院で酒を盗んだタジムは、まともな調べを受ける事も無く刑場にひき出され、処刑される事になる。幼い頃、親に仕込まれ盗人になったタジムは、自分の運命を恨み、歯噛みをし、泣き叫んだ。しかし、彼の隣には、同じように杭に繋がれ、死を宣告されながらも、穏やかな笑みを浮かべて最期の時を待つ男がいた。
獄吏の刃が二人に迫る中、男はタジムに尋ねた。
「もし、生き長らえる事が出来たら、違う生き方が出来ますか」
盗人と英雄、二つの命が刑場で交わした約束、それは数奇な物語の始まりだった。
 
百年の夜が明ける朝

「総理大臣が誘拐された」
臨時ニュースに日本中が揺れる中、とあるリゾート地の別荘で、一風変わったパーティーが開かれようとしていた。パーティーの主催者は財閥系企業の御曹司。婚活中の令嬢達、うつ病の精神科医、数合わせで呼ばれたフリーター、様々な思惑を抱いた参加者達が一室に集まった頃、最後の参加者がその部屋の扉を開いた。
「首相は、二人の不審者により連れ去られた模様…」
二つの影に連れられて、その部屋を訪れた最後のパーティー参加者は、誘拐されたはずの総理大臣だった。
 


FUN TRAPS


法の抜け道に巣くう悪党達を、手玉に取るのは若き女弁護士、天津風涼子。悪い奴らは赦さない、彼女の美学が赦さない。
詐欺師、泥棒、スリルジャンキー、入り乱れての騙し合い。
騙したつもりが騙されて、罠の裏かく別の罠。
イリュージョナル・アクション・ラブロマンス?
最後に勝つのは正義か悪か。
「騙される快感、教えてあげる」 


ラストシャフル
身寄りの無い、資産化の老人が死んだという。
噂を聞きつけ、金目の物を盗み出そうと、屋敷に忍び込んだ恭平と久美。しかし、そこで二人が出会ったのは、死んだはずの老人だった。
その場しのぎだけで生きてきた男と、そんな男に惚れてしまった女。
そして、人生の黄昏に悔いだけを残した老人。
手札が変われば運だって変わるはず、最後のシャフルに全てを賭けて、三人の奇妙なゲームが始まった。 



 ブルーテントクリスマス
自分たちの店を持つことになったホステスの祥子と直美。都心で駅近、激安でお洒落な外観、おまけに隣には公園まで付いてるあり得ないような好条件。店の名前もラビアンローズ(バラ色の人生)と決め、二人の前途は順風満帆、のはずだったが…。
自称、元社長で部下に騙されてこんな事になったと嘆く荒又、拾った雑誌を売って生計を立てる甚六、記憶喪失の肥後と酒乱の芳江、変質者?で窃盗の疑いもあるクロ…。店に隣接する公園は、ホームレスのねぐらだった。聖夜の奇跡を信じる優しい貴方と、聖夜の本当の意味なんか久しく考えてもいない忙しい貴方に贈る「正しいクリスマスの迎え方?」


 
かりすま

時は元禄、江戸の町。数年前に忽然と現れ、岡場所を仕切り、金貸し、口入屋を営み、瞬く間に巨万の富を築いた男がいた。
男の名は青井閃乃介。世故に長け、商才に恵まれてはいるが、悪どいやり方で商売を広げていく閃乃介。しかし、人々は不思議と閃乃介の周囲に集まり、閃乃介を慕い、やがて閃乃介は金儲けの権化と呼ばれ始める。
そんな閃乃介が、貯め込んだ金を元手に打って出た勝負は、幕府を相手に天下を揺るがす、一世一代の大博打だった。
 

 
   

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